「ア タ リ」

釣り場に 着き 台をセットし 仕掛けを 用意しながら

遠く 水面を 眺め  ヘラブナの泳いで いるのを 想像する。

 この時間も へら師には 嬉しい 時間です。


そして、

トントンと エサを 打ち始めます。 

そして、まず 

何が 嬉しいかと 言うと 「アタリ」 というか うきの動き  だと思います。


それは  ジャミアタリにしても   ゴミが糸に触ったにしても  ウキは 動き

 水中は 見えませんので わくわく  します。




さて、ここから

この本に 書かれている 事の お話になります。




この本の中に



「モヤモヤツンへの疑問」


「ヘラブナがエサを吸い込んだときに、ウキは 動いていない、、と 言ったら 

大勢のヘラブナ釣りファンに しかられてしまいそうである。


例えば

A のヘラブナが体をすり寄せ、 B のヘラブナがエサをあおり、 時折ジャミがちょっかいを出す。

横から近づいた C のヘラブナが 吸い込んだ 

と 言う場合でも


水面上のウキには 一連の上下運動として 表われるだけである。


その 結果 


ベテランの へら師でも あたかも 一匹のヘラブナが 連続してウキを動かしたと

錯覚していることが 多いのである。



水槽で 試してみても ウキが ツンと 動くためには 

相当の エサの移動か 下方向にひかれる運動量を 必要とする。



タナが適正で ヘラブナが近距離から 吸い込んでも 

通常の長さ(30p〜40p)のハリスでは

微かなウキの食い上げか 上下運動の中 一瞬の 停止でしか 


アタリとして 表れないことが 多い。





と、書いてありました。





よく 言われました。


へらが エサを 吸っても アタリは でない

吸った後に 顔を横に振るか へらふなが下に移動するか

その時 ツンと アタリに なるのだと


つまり 食いの良い 競い合った エサを追ってくる 小ベラ ならば 

エサを吸って 移動するから 毎回 アタリになる


また、以前 水中ビデオで


ヘラブナが 近づいて ウキは 動くには 数匹では 全く 糸は 動かず

かなりの へらぶなが 寄ってこないと ウキに反応 しない と 言われました。 




エサの範囲に 食い気の良い 小ベラが 数十枚 集まると 我先にと エサを追い うきが トントン 動き出します。

その中

水の中は 見えませんが、

経験から これぞと 思うアタリを 合わせます。 

ヘラブナが かかる

この時も またまた、 嬉しい瞬間です。


後は ヘラブナの サイズ 形 それは 二の次で

最高に満足の 一瞬だと 思います。




では、大型の場合と します。

大型が 寄って来ますが  小ベラが 数十枚のと同じ  スペースの中に 大型では 3〜4枚しか 泳げません

だから うきへの 反応は 少なくなります。



また、

警戒心の強い 大型は 糸に反応しません。

そして、

棚下がり しない 大型のへらは エサを 吸ったとしても アタリに ならない


だから

食わせる時 追わせる動作が 必要になるのだと




また、




この本には 次に こう書かれています。


確実なアタリを取るということは 必ずしも 的確な ツンを待つと言うことではない

いかに 正確に 「ツン」 以外の吸い込みの信号を前触れとして 

破断できるかに かかっているのである。



と、ありました。