3月20日

そして、もう一つ、私なりに 記憶に残ったお話がありました。

今回のため 「西国三十三観音巡礼」の本を購入のですが、

その中の 三室戸寺前住職 の お話の中です。



明治維新の大きな力となった 「高杉晋作」が病に倒れたため、

「野村望東尼」が看病をしていたときのことです。

望東尼に筆と紙を所望しました。

余命幾ばくもないと悟り、辞世のつもりか、さらさらと、筆を走らせて

「面白くなき世の中を面白く」と
 と、書いたものの、下の句がどうしても出てこず

「あなた、この後を付けて下さいませんか」と、

と、望東尼は、 「過ごすは人の心なりけり」と、付け加えました。

後略

 

つづく

さて、フェリーを降りて、雨の日あり、晴れの日 ありで、5日が、過ぎました。

23日まで予定、その間 特に 行く先は決めてなく 行くがままで

何の心配もなく、眠くなったら、野原で、一休み、と、気楽な毎日でした。 


宿泊も 行き先々で 安いビジネスホテルなどを探しました。

 食事は 外食があきるので、車には、クーラーボックス、ガス、鍋など、料理セットを持って行き、

コーヒーを飲みたくなったら、ガスでわかし、

食事は その先々のスーパーなどで、お肉や お刺身 を買い
 座席が食卓と、なりました。

面白くなき世の中を面白く過ごすは人の心なりけり

と、何度となく 読み返しました。

さて、ここに、「浮舟の古蹟」がありました。

(古蹟とは、歴史に残るような有名な事件や建物などがあったあと)

さて、ほとんどの お寺は 8時に門が開き 5時には 閉まります。

今朝は、お天気は良く 早く来すぎて  開門まで、少々 待ちました。

明星山 三室戸寺
(みょうじょうざん みむろとじ)

京都府宇治市

 本山修験宗(別格本山)

 千手観世音菩薩

第十番札所

荷物になったのは、二人分、一週間分の衣服です。

帰宅して 洗濯物がいっぱい これが 大変でした。

 この時の メニューは 焼きうどん サラダ スープ

帰って 少し 調べてみたのですが、

源氏物語宇治十帖の「浮舟」

「愛のたまらなくあわれ」な、お話だと。